作文の実力が全然上がらない。
今回はこのように、韓国語能力試験(TOPIK)の作文問題に苦手意識を持っているかた向けに記事を書いていきたいと思います。
作文って難しいですよね。
特に慣れない外国語で長文を書くのは骨の折れる作業です。
なので、その壁を超えてゆけずに挫折してしまう人が多くみられます。
しかし、なにも天才的な能力が必要なわけではないので、一つ一つ問題を細分化して対策すればしっかりと実力は上がります。
作文の対策に必要ななのは主に以下の三つかなと思います。
一つ目は単純ですね。
自分がよく使う表現に対して日本語→韓国語の処理ができる語彙を増やします。
次の国語力をあげることもとても大切です。韓国語で文章が書けない原因は韓国語にあるのではなく母国語能力の不足が多くの原因だからです。
これに対しては別の記事で紹介しました↓
タイトルにあるように、今回は三つ目の「発想を変えて、書けるアイデアを生み出す」というテーマについて書いていきたいと思います。
ではさっそくみていきましょう。
【韓国語能力試験】作文(쓰기)対策のコツ【発想を変えていこう】
以下の二つのポイントで説明していきたいと思います。
一つ一つみていきます。
超当たり前なことを書けばいいだけ
僕は韓国語語学院で、短い期間の間ですが、生徒を持って韓国語能力試験対策の授業をしたことがあります。
そこで作文の苦手な生徒をたくさんみてきたのですが、そこには一つの共通点がありました。
それは「難しいことを書こうとしている」ということでした。
やはり、この韓国語能力試験を受ける年齢層は大学生以上が多いので、それなりに社会に対して自分の意見を持っています。
なのでテーマによっては熱くなって自分の思いをぶつけたくなってしまうのです。
確かに「書きたいことがあること」自体はとてもいいことなのですけど、大切なのは「書けるか?」ということなのです。
そして大半の「持論」は割と複雑で、説明が困難な場合が多いのです。
ではどうすればいいのかというと、超当たり前のことを自信たっぷりに言えばいいだけです。
例えば、
「食事はバランスよく取らなければならない。なぜなら食事をバランスよく取らなければ健康に悪いからである。健康に気をつけないと長く生きることはできないし、やりたいこともできなくなる。だからお肉ばかりを食べるのではなく、野菜もしっかりと食べることが好ましい。」
みたいな感じですかね。
自分の人格や、性格を変えてみる
また、自分の人格や、性格を変えてみるのも有効な手段と言えます。
自分の持っている意見を言うのは難しいけど、自分と反対の意見を書くのなら語彙的にもかけそうという場合があるからです。
例えば、教育をテーマとした場合、一般的には個性を伸ばす教育をするのが好ましいとされていますよね。
しかし、いざ書こうとするとなかなか筆が進まなかったりします。
そんな時に自分の人格、性格を変えてみるのです。
自分の反対の意見の人になり切ってみると意外と筆が進んだりします。
この場合だったら、
「教育に最も重要なのは、規則を守る人を育てることである。なぜなら、規則を守る人が増えれば、犯罪が減って世の中がよりよくなるからである。なので、強制的に宿題をやらせたり、遅刻に対しては厳しく罰したりして、規則を破る学生に対してしっかりと教育をするのが好ましい。個性を育てるなど良い方法とは言えない。」
こんな感じになるでしょう。
自分と全く逆を考えるわけですから、単純に発想が2倍になるのですごくオススメのやり方です。