韓国語能力試験の最上級って難しいんだろうな。
TOPIK6級取りたいけど、いったいいつになったら取れるんだろう。2年くらいかかるのかな。
このように、「TOPIKで6級を取るのは難しい」と思っている方は多いです。
しかし、一般的にTOPIK6級は過大評価をされてると思うのです。
「取得に3年かかる」、「めちゃくちゃむずい」とか、「長い時間をかける必要がある」こういった考えですね。
それに対して、ネットにはTOPIK6級はそんなに難しく無いという声もあって、僕は合格する前から、「TOPIK6級は簡単である」という意見を信じていました。
実はどちらを信じるかは大切です。
僕のように、時間をかければしっかりと合格できると信じていると、目標も細分化できて最短距離で合格できます。また、はっきりとした自信は継続するのにも大切な要素です。
それに対し、よく調べずにただただ「難しい難しい」とばかり考えていると、合理的に判断が下せなくなって「とりあえず頑張る」という結論に陥りがちなのです。そして結果的に、頑張っても全然できなくなります。
今回はTOPIKが簡単である理由を5個紹介していきますが、今回の記事を通して「それなら私もTOPIKで6級取れそう!」と自信を持っていただけるといいかなと思います。
韓国語能力試験で6級を取るのが簡単な理由
韓国語能力試験で6級を取るのが簡単な理由は5つ挙げられるかと思います。
上の二つは韓国語自体の簡単さ、残り三つは韓国語能力試験の簡単さについてです。
1つ1つみていきます。
韓国語自体が日本人にとって簡単
文法が日本語と同じ
まずなんと言っても日本語と文法が同じなのはでかいです。
どこの研究かは知りませんが、日本人が韓国語を習得するのに必要な時間は英語の10分の一らしいです。
これは勉強していただけると実感するかと思います。
漢字語の存在
また、韓国語には漢字語というのがあり、これは韓国語の6、70%を占めます。
日本語の漢字と、韓国語の漢字語は一対一に当てはまるので、日本人にとって韓国語の語彙力を伸ばすのは比較的に簡単なんです。
これは僕が留学して知ったのですが、漢字がない文化圏の人は韓国語の習得にものすごく苦労しています。
それはそうですよね。
日本人は漢字を組み合わせるようにして韓国語の漢字語も作れるのに、彼らは1単語づつ全て覚えなければならないのですから。
韓国語能力試験の簡単さ
次に韓国語能力試験の簡単さについて書いていこうと思います。
基礎ができていればいい【点数配分を考える】
韓国語能力試験の配点は300点中、読解、聞き取り、作文でそれぞれ100点づつとなっています。
TOPIK6級を取るにはそのうちの230点取ればいいので、各分野で77点取れば合格できるようになっています。
実は作文で77点を取るのは難しいんですが、聞き取りと読解は基礎的な設問をしっかり解けるようにすれば8割はとることができます。
また、TOPIKの作文は練習して型を身に付ければ6割は取れるようになっています。
なので読解と、聞き取りで170点、作文で60点を目指すと、最短で6級に合格できるかと思います。
異常に対策がしやすい
韓国語能力試験ってめちゃくちゃ対策がしやすいんです。
僕は知り合いに「五回分の過去問解けば大体解けるようになるよ」と言われて、実際に基礎を固めてから五回分の過去問を解いたところ、本当に6級の実力がつきました。
韓国語能力試験は問題の傾向が本当に似通っているので、解けば解くほど点数が目に見えて伸びていくんですよ。
過去問の対策は必須ですね。
長い文章、長い音声の問題がない
最後の5つめは、読解においては長い文章、聞き取りにおいては長い音声の問題が無いことが挙げられます。
単純に速読ができなくても時間内に解けるというありがたさもあるんですが、文章が短い最大の利点は問題が解きやすくなってしまうことにあると思います。
例えば、現代文の問題なんて、文章が割と長くてどことどこが繋がってるのかわからなくなりますよね。そしてそれが問題になったりします。
しかし、TOPIKは問題文(音声)自体が短いので、しっかりと論理的な思考が出来れば解くことができます。これはもう語彙力の戦いですね。
韓国語能力試験の難しい部分ももちろんある。
優しいところだけ言うのもアレなので、難しいと思える事についても考えていきたいと思います。
難しい点は以下の2つかと思います。
1つ1つみていきます。
語彙力は割とたくさん必要
韓国語能力試験で6級取るのに必要な語彙数は5000語と言われています。
実際に韓国語の初級文法から高級文法、それから中級単語と、高級単語まで触れると、大体語彙力は5000語くらいか、それよりも多くなります。
確かにそれでも合格はできますが、試験に出てくる語彙は割と多くてですね、。
基礎を完璧にしても毎回100個は知らない単語が出てきます。(読解、聞き取り、作文合わせて)
特に韓国人にとっては当たり前の固有語が難しいです。
例えば、『蝶』なんて誰でも知っている言葉ですよね。
でも韓国語を勉強していても割とわかんなかったりするんですよ。
こうした知らない語彙が出てくる文章に対して適応できるか、これは難しい点と言えるでしょうね。
国語力が無い人には韓国語も難しい
作文
これを言うとね、厳しいといわれるかも知れませんが、国語力が無い人は韓国語も難しいですね。
特に作文が難しいと思います。
作文には3種類の問題があって、1つは穴埋め、二つ目はデータをみて300字の作文をする問題、最後はテーマに沿って700字を書く問題です。
700字の作文をそもそも日本語で書けるかと聞くと、割と厳しかったりします。
僕も少しの指導経験があるのですが、韓国語とか日本語とか抜きにして作文が苦手なケースが多いです。
ただ、幸い韓国語能力試験で書く量は最大700文字なので、準備して臨めば苦手でも戦えるようになるでしょう。
読解
文章には基本的な読み方があって、例えば「しかし」、「したがって」、「たとえば」このような言葉に注目して文を処理していくと解きやすくなったりします。
これらはディスコースマーカーと呼ばれていて、文を読むカギになります。
現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編という本で学習できるので、読解力を高めたい方は参考にしてみてください。