ダブルパッチむってややこしい。どっち読めばいいのか毎回忘れる…。
韓国語を学び始めてから最初にぶつかる壁がダブルパッチムではないでしょうか?
見た目もややこしいし、どっちを読めばいいか覚えるのも大変ですよね。
そこで今回はそんなダブルパッチムを攻略できる簡単な法則を紹介したいと思います。
ダブルパッチムの覚え方!
ダブルパッチムは全部で11種類あります。読み方と、単語の例は以下の通りです。
発音 | 例 | |
ㄲ | ㄱ(k) | 닦다(磨く), 볶다(炒める) |
ㅆ | ㅅ(t) | 있다(ある) |
ㄳ | ㄱ(k) | 몫(役割) |
ㄵ | ㄴ(n) | 앉다(座る) |
ㄶ | ㄴ(n) | 많다(多い), 괜찮다(大丈夫だ) |
ㅀ | ㄹ(l) | 싫다(嫌だ), 잃다(失う) |
ㄾ | ㄹ(l) | 핥다(舐める) |
ㅄ | ㅂ(p) | 없다(ない) |
ㄺ | ㄱ(k) | 읽다(読む) |
ㄻ | ㅁ(m) | 닮다(似ている) |
ㄿ | ㅍ(p) | 읊다(詠む) |
ㄼ | 後で説明 | 짧다(短い), 밟다(踏む) |
かなり多いですよね。
でも大丈夫ですよ。
次の二つのことを意識すればダブルパッチムはもう怖くありません。
一つ一つ見ていきます。
가나다라の順番で読めば大体いける
ハングルを覚える時に、「가 나 다 라 마 바 사 아 자 차 카 타 파 하」という文字列を何度も唱えた経験がないでしょうか?
特に最初の「か〜な〜た〜ら〜ま〜ぱ〜さ〜」はリズミカルに覚えられますよね。
実は、これがダブルパッチムを覚える時に役立つんです。
この文字列の順番の最初の方を読めばいいんですよ。
例えば、읽다だったら、라よりも가の方が先にあるのでㄱを読みます。
없다も同様ですね。바の方が사よりも前にあるので、ㅂ を読みます。
これで、表のㄹㅁ, ㄹㅍ, ㄹㅂ以外は全部覚える必要ナシですw
例外のㄹㅁ, ㄹㅍ, ㄹㅂについて
でははみ出しもののㄹㅁ, ㄹㅍ, ㄹㅂをそれぞれみて、ダブルパッチムへの苦手意識をゼロに近づけていきましょうか。
ㄹㅁ
これはもうしょうがないです。ㅁ の方を読むと覚えましょう。
まあ、はみ出しものということで、「じゃまなㅁ」、「もう、ふざけんなよㅁ」、「まっくㅁは」って感じで覚えるのもいいかもしれないです。
ㄹㅍ
これは韓国語の읊다(詠む)っていう単語でしか使われないと考えてオッケーです。
しかも詠む(よむ)って詩とか俳句を読む時に使う単語ですけど、ぶっちゃけほぼ使いません。
なので、特に神経使わなくていいダブルパッチムです。
ㄹㅂ
これは地味に厄介ものです。
というのも、形容詞の時はㄹを読んで、動詞の時はㅂを読むからです。
例えば、表に示した짧다(短い), 밟다(踏む)という単語だったらそれぞれ、[짤따], [밥따]となります。(なんで따なんだよ!って方は濃音化の記事を参照してください。ただ、[짤따]に関しては例外として処理してください。)
ダブルパッチムの覚え方まとめ
11種のダブルパッチムのうち、8種は法則を覚えるだけで、残りはㄹㅁ, ㄹㅍ, ㄹㅂとなり、ややこしいのはㄹㅂの一つだけ。
ダブルパッチムもそこまで怖くなくなったのではないでしょうか?