こんにちは、こんばんは、おはようございます。今日はㅅ変則活用を説明していきます。
ㅅ変則活用が起きるパターン
『ㅅ』は『시옷(シオッ)』と読みます。以下『ㅅ』だけで統一します。
ㅅ変則活用は『짓다(建てる)』、『낫다(良い)』、『 붓다(注ぐ)』などのように、パッチムに『ㅅ』がある場合に起こる不規則活用です。
ㅅ変則活用が起こるパターンは二つです。
一つ一つ説明していきます。
『아/어』と繋がるパターン
まずは、『아/어』と繋がるパターンです。『작다(小さい)』を使って『小さいです』と言いたかったら、『작아요』になりますよね。また、『먹다』を使って『食べます』と表現したかったら『먹어요』となります。『아/어』と繋がる時というのはこのように語幹をみて『아』または『어』をつけることを指しています。
ㅅ変則活用をする『짓다(建てる)』でも法則通りに変形すると、『짓어요』となりますが、実際はそうはならず、『지어요』と変形します。
『지어요』になるためには、二段階の過程を踏みます。まず、パッチムのㅅを取り除いて、その後に語幹が陽母音か、陰母音かをみて、『아요』、または『어요』をつけます。
パッチムを取り除いて、
語幹が陽母音か、陰母音かをみて、『아요』、または『어요』をつけます。今回は、陰母音『ㅣ』なので、『어요』がつきますね。
陽母音が来る場合も見ましょうか。語幹に陽母音が来るㅅ変則の単語には『낫다(良い)』があります。こちらも同様に、まずㅅをとって、
あとは『아요』をつけるだけですね。
これで無事『나아요』に変形できました。
『(으)』と繋がるパターン
では二つ目のパターンを説明していきます。この(으)を使う例として、『(으)면서(〜しながら)』や、『(으)니까(〜なので)』、『(으)ㄹ 수 있다(〜できる)』、『(으)ㄹ 거예요(〜したいと思います)』などがあげられます。
『(으)면서(〜しながら)』と繋がる場合
まずは、一番上の『(으)면서(〜しながら)』を使いたいと思います。これは、例えば、『책을 읽으면서(本を読みながら、)』『커피를 마시면서(コーヒーを飲みながら、)』『 이야기하면서(話しながら、)』というふうに、パッチムがあれば(으)をつけて、パッチムがなければそのまま(으)をつけます。『(으)면서』の基本的な使い方はこんな感じです。
では、ㅅ変則活用の『붓다(注ぐ)』の場合はどうなるでしょうか。法則通りに使えばパッチムがあるので、『붓으면서』となりますが、もちろんそうはなってくれません。
『붓다』を『(으)면서』の形にするには、まずは、ㅅをとり、その後に『으면서』をつけます。これだけです。
ㅅをとって、
『으면서』をつけます。
これで出来上がりです。『(으)니까(〜なので)』を使って同様に変形すると、『부으니까』となりますね。
『(으)ㄹ 수 있다(〜できる)』と繋がるパターン
次に、『(으)ㄹ 수 있다(〜できる)』をみていこうと思うんですけど、さっきの『(으)면서(〜しながら)』とは、やり方は同じですが見え方が若干異なります。わざわざ分ける必要は無いかもしれませんが、一応分けました。僕が初心者の時もごちゃごちゃしてた部分なので。
まず、『(으)ㄹ 수 있다』の基本的な使い方から説明していきます。これは『먹을 수 있다(食べれます)』、『갈 수 있다(行けます)』、 『읽을 수 있다(読めます)』のように、パッチムがある場合は『을』を、無い場合は『ㄹ』をつけて使います。
次に、ㅅ変則活用の場合をみます。ここまでㅅ変則活用の例として『짓다(建てる)』、『붓다(注ぐ)』を使いましたね。今回は何にしましょうか。『긋다(引く)』にしましょう。『線を引く』、『アンダーマーカーを引く』の『引く』ですよ。
『(으)ㄹ 수 있다』の形にするには、まずは、ㅅをとって、その後に『을 수 있다』をつけます。
ㅅをとって、
『을 수 있다』をつけます。
はいおしまいです。『(으)ㄹ 거예요(〜だと思います)』も同じパターンで、『그을 거예요』となります。
ㅅ変則活用しない単語の例
パッチムはㄷなのに、ㄷ変則活用しないものもたくさんあります。三つほど代表的な例をあげると、『벗다(脱ぐ)』『씻다(洗う)』『웃다(笑う)』このあたりですかね。
ㅅ変則活用の練習問題
| 原型 | 아/어서 |
1 | 짓다 | 지어서 |
2 | 낫다 | 나아서 |
3 | 붓다 | 부어서 |
| 原型 | (으)면서 | (으)ㄹ 수 있다 | (으) ㄹ 거예요 | (으)니까 |
1 | 짓다 | 지으면서 | 지을 수 있다 | 지을 거예요 | 지으니까 |
2 | 벗다 | 벗으면서 | 벗을 수 있다 | 벗을 거예요 | 벗으니까 |
3 | 웃다 | 웃으면서 | 웃을 수 있다 | 웃을 거예요 | 웃으니까 |
4 | 긋다 | 그으면서 | 그을 수 있다 | 그을 거예요 | 그으니까 |
今回の記事は以上です!
最後まで見てくれてあありがとうございました!