【人生に疲れた方へ】なまけものから学ぶ時間術

「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」感想まとめ 書評

ストレスで仕事以外の時間も楽しくない

忙しくて自分の時間がもてない

今回はこのように、忙しくて、忙しくて、忙しくて、とにかく忙しくて大変な方に是非読んで欲しい本を紹介します。


タイトルにあるように、著者の西村ひろゆきさんは一般的に見たらかなりの「ナマケモノ」です。

一日のほとんどを映画を見たり、マンガを読んだり、ゲームをしたりするのに使っているみたいです。

「そんなナマケモノから聞く話があるか!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これがまたおもしろいんですよ。

この本を読み終えた後には、人生に対する考え方が変わっているかもしれません。

それくらい、人間の本質的な部分を語っているように思えました。

忙しくてストレスでいっぱいの方は、一度足を止めて一読する価値アリです。

前置きが長くなりましたが、今回はこの本から一体どんなことが学べるのかを紹介していきたいと思います。

買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。

【はじめに】著者と、本の概要

【はじめに】著者、西村ひろゆきさんと、本の概要

まずは、著者について。

著者について

Hiroyuki Nishimura's dinner 20110506

出典:wikipwdia

著者、西村ひろゆきさんを一言で表現するなら「変わった人」です。

日本の中では、比較的に低所得者層の団地に住んでいた彼の周りには、団地の家賃を安くするために離婚届を出したり(実際には一緒に住んでる)、高校まではおこずかいをもらったことがなかったり、平均的な人とは違う人たちがたくさんいたようです。

そんな環境で育ったので、自然と世の中のあたりまえに対して疑問を持つようになり平均的な日本人とは違う思考を持つようになったのでしょう。

独創的な考えが功をなして、大規模匿名掲示板2chを開発したり、ニコニコ動画の管理人になったりと、大きな成功を収めることになりました。

今では、独特の視点と明るい性格で人気になり、コメンテーターとして多くのメディアに出演しています。

本の概要

この本は4章に分かれています。

  • 1章 時間と自由
  • 2章 時間と仕事
  • 3章 時間と努力
  • 4章 時間と幸せ

全体としてはタイトルにあるように、時間に対する著者の23個の考え方が羅列されている感じで、特に章のタイトルには意味が無いように思えました。

「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」から学べるコト

「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」から学べるコト

23個の考え方をシンプルにまとめると以下の三つの考え方に絞られると思いました。

  • 自己流を極める
  • 限界を受け止めて、合理的に判断する
  • 何かに没頭することが大切

ひとつひとつ見ていきます。

自己流を極める

自己流を極める

ひろゆき氏は徹底的に「自己流」で生きています。

一見、それが自己中のように見えますけども(まあ、そうなんでしょうが笑)、その行動に対する理由はっきりとしていて、ある意味いさぎよくていいなと思わされてしまいます。

代表的な例をもちいると、彼は遅刻をよしとしています。

そのほうが仕事のパフォーマンスが上がるからなのだと。

確かにそうなのですが、実際に堂々と遅刻するなんてなかなかできないですよね。

これは一般的な人からしたら極端な例かもしれませんが、誰しも社会に対して何らかしらの疑問を抱いていると思うんです。

しかし、周りに合わせていくうちに自分の意見を変わっていって、それが世界の中のアジアの中の日本だけの考え方であるにもかかわらず、それを人間としての「美徳」として考えてしまうのはどうかとも思います。

ひろゆきさんの生き方からは、「素直になることの大切さ」を教えられますね。

限界を受け止めて、合理的に判断する

限界を受け止めて、合理的に判断する

二つ目は、「限界を受け止めて、合理的に判断する」ということです。

限界を受け止めることができる人、あるいは自分の限界を把握している人ってなかなかいないと思います。

「環境のせいにしてはいけない」「頑張れば能力は誰でも上がる」「楽しいことを仕事にすればいい」というような言葉は誰しも耳にたこが出来るほど聞いてきましたよね。

確かに一理あるとは思いますが、大切なのはやってみてムリだったらしっかりと諦めることです。

ゴールに到達するにはいろんなルートがあるのだから、一つの手段にこだわる必要はないですもんね。

本の中にも例があります。

ひろゆきさんは朝起きるのが苦手で、たまに飛行機に乗り遅れてチケットを無駄にしていたのだと。

そしたら、20万円のチケットを購入するハメになったらしいですね。(高い。。)

飛行機に乗る日くらいは朝早く起きようとひろゆき氏は決心しますが、どうしても起きれませんでした。(苦笑)

そこで、飛行機に乗る日は家で何も食べずに空港に早めに行って美味しいものを食べたり、遊んだりすることにしたそうです。

10年前にこのやり方を見つけて以来、もう飛行機に乗り遅れることはなくなったのだと。

簡単な例ですが、結果的に「飛行機に乗り遅れない」というゴールが達成できたわけです。

環境を受け入れて改善していくことは大切ですね。

何かに没頭することが大切

何かに没頭することが大切

著者は毎日すごく忙しいらしいです。

先ほど、一日中ゲームをしたり、マンガを読んだりしていると書きましたが、トイレに行ってもそれらを手放さないんだそう。

贅沢な悩みかもしれませんけど、要は常に何かに没頭しているということですね。

人間は何かに没頭している時が最も思考が冴えて、ストレスもなくなりますが、逆に、何か嫌な仕事をしている時は集中もしにくいし、ストレスも多くなります。

嫌なことばっかりしていたら、何かに没頭したり、集中する癖がなくなって、結果的に散漫な人になってしまうのです。

それに、現代は出来ることが多い分「あれもこれも」となってしまって、一つのことに没頭する時間が少なくなっている人が多いですよね。

趣味でも、なんでもいいので何かに没頭する時間が仕事のパフォーマンスにも生きてくるので、好きなことに思いっきり時間を使っていくのが大切になってきそうです。

「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」まとめ

「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」まとめ

これからは、時間通りに会社に来て時間通りに帰ることが良しとされるよりも、成果をより重視する社会に変わっていくのだそう。

それに合わせて、個人の時間の使い方もどんどん変化していくと思います。

そのような社会においては科学的な正解よりも、「自己流」を極めて行ったほうが楽しく暮らせていいかもしれませんね。

【私は怠けたくない】チーターの方向けの時間術

この記事を読んでみて、

私には目標がある。まだまだなまけられん。

と思った方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方にはメンタリストDaiGoさんの『週40時間の自由をつくる 超時間術』がおすすめです。

この本を読めば時間に対して自分がいかに錯覚していたかを知ることができますよ。

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