【思考は軍隊よりも強力】目標を最短で実現させたいなら、「エッセンシャル思考」を学ぼう

【軍隊よりも強力】目標を最短で実現させたいなら、「エッセンシャル思考」を学ぼう 書評

頑張っているのになかなか成果が出ない

成果を出せる人と僕にどんな違いがあるんだろう

今回は、目標がなかなか実現できないと悩んでいる方に『エッセンシャル思考』という本を紹介していきたいと思います。

この本はすごいんですよ。

僕は2年前にこの本を読んだんですけども、最初に読んだ時、体に電撃が走ったのを今でも覚えてます。

この思想にどっぷり浸かった結果、取得に2年かかると言われている韓国語能力試験の最上級を3ヶ月で取得してしまったほどです(韓国語にはじめて触れてからわずか6ヶ月)。

「時にかなった思想は、軍隊よりも強力である」

レ・ミゼラブルの著者、ヴィクトル・ユーゴー

本書を通してあなたは言葉の意味を知ることになるでしょう。

著者と、本の概要について

著者、グレッグ・マキューンについて

著者、グレッグ・マキューンについて
https://en.wikipedia.org/wiki/Greg_McKeown_(author)

著者、グレッグ・マキューンはエッセンシャル思考の生き方とリーダーシップを広めるべく世界中で講演、執筆を行っていて、GAFAでおなじみのGoogle、Amazon、Facebook、Appleをにもアドバイスを与えています。

スタンフォード大学でDesigning Life, Essentiallyというクラスも持っているようです。

かなり影響力のある人ですよね。

「エッセンシャル思考」の概要

「エッセンシャル思考」はグレッグ・マキューン氏が運営するブログの中で、読者の反応が良かった内容を厳選しています。

目次は以下の通り。全部で4つのパートに分かれています。

  • PART1 エッセンシャル思考とは何か
  • PART2 見極める技術
  • PART3 捨てる技術
  • PART4 しくみ化の技術

PART1は著者の造語であるエッセンシャル思考とはなんなのかを、非エッセンシャル思考をしている人と対照して説明しています。

PART2以降はエッセンシャルに生きるためのテクニックや考え方が紹介されています。

「エッセンシャル思考」から学べるコト3つ

「エッセンシャル思考」から学べるコト3つ

今回は、「エッセンシャル思考」の中でも特にエッセンシャルだと思われる部分を僕の独断と偏見で三つに絞って紹介していきたいとお思います。

  • より少なく、しかしより良く
  • 「選ぶことを選ぶ」ことが第一歩
  • エッセンシャルに生きるためにも自己管理を怠るな

1つ1つみていきます。

より少なく、しかしより良く

より少なく、しかしより良く

技術分野において最先端を走ってきたシリコンバレーには有名な格言があります。

「完璧を目指すより、まずは終わらせろ」

これは納品日が迫っているから言っている言葉ではありません。

デザインやら、ユーザビリティやら、周りのごちゃごちゃした部分よりも、まずは骨格となる部分を先に考え抜け、作れ、ということです。

例えば、僕がブログを書くときは見出し、小見出し、箇条書き、具体的な内容など、骨格の部分を組み立てて最後に文字を付け足していく感じで書いています。

そうすることで、作業効率が全然違ってくるんですよね。

そうやってまずは本質の部分を組み立てておけばあれこれと悩む必要がなくなり、自然と選択の排除ができるわけです。

「選ぶことを選ぶ」ことが第一歩

「選ぶことを選ぶ」ことが第一歩

「選ぶことを選ぶ」という言葉は、選ぶことをしていない人がいるからできた言葉でしょう。

進路、職業選択、もっと大きく言えば生き方まで、多くの人はなんの考えもなしに環境につられて選んでしまっていますよね。ほとんど無意識的にそうなっていると思います。

そんな現代人に対して著者は『徹底的に選べ!』と訴えかけるのです。

ここで、「選ぶ」とは2つの意味を表しています。

  • 目標などを選ぶ
  • しないことを選ぶ

このどちらも大切です。どちらからスタートしてもかまいません。

【石と、壺の話】目標などを選ぶ

【石と、壺の話】目標などを選ぶ

石と、壺を使った有名な話があります。

ある大学教授が生徒に向かってクイズを始めました。

「クイズの時間です。」

そう言った教授はツボの中に石ころをたくさん詰め込み、生徒に向かって質問しました。

「この壺はもう満杯か?」

生徒は「はい」と答えた。

「不正解じゃ。」そう言った教授は砂利石を壺の中に入れて、再度質問した。「この壺はもう満杯か?」

違う生徒が「どうせ違うのでしょう」と言った。

笑みを浮かべて「その通り」と言った教授は、バケツを取り出し壺の中に水を入れました。

 

この教授は、「どんなに忙しくても頑張れば隙間時間を作れること」を教えたかったのでしょうか?もちろんそのような見方もできます。

しかしもっと重要なのは、「大きな石を先に入れない限り、それが入る余地はその後二度とない」ということです。

「選ぶことを選ぶ」

これをしていないと人生が台無しになってしまうかもしれませんね。

【ダビデ像の話】しないことを選ぶ

【ダビデ像の話】しないことを選ぶ

目標を定めれば、自然としないことが明確になりますよね。エッセンシャル思考ではそう述べられています。

しかし、そもそも目標を見つけるのが難しい人もいるのでは。と思うのです。

そんな人は逆からアプローチをかけるのがいいかもしれません。

すなわち、しないことから選ぶんです。

この考えは古くからあるのですが、最も有名な言葉はこれでしょう。

ローマ教皇がミケランジェロに尋ねました。「あなたの才能の秘密を教えていただけないでしょうか? あなたはどのようにしてダビデ像をつくり上げたのですか──

「とても簡単です。ダビデではないものを、すべて排除したのです」

目標をすぐに立てるのが難しい方はこちらから始めるのがいいかもしれませんね。

最後の部分でも紹介しましたが、『Think Smart  間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法 』という本はこの思考法を勧めています。

エッセンシャルに生きるためにも自己管理を怠るな

エッセンシャルに生きるためにも自己管理を怠るな

選択をするのが大切なのは良くわかったと思います。

ただ、選択って自分のコンディションでだいぶ変わってしまいますよね。

  • 瞑想をして精神を鍛錬する
  • 睡眠時間をしっかりと確保する

コンディションを整えるためには、この二つを意識することが大切なようです。

特に現代人はあれもこれもと忙しくして睡眠時間が少なくなっているのではないでしょうか。

睡眠時間を削れば質が落ちるのは目に見えてますよね。

「より少なく、しかしより良く」を実現するためには選択肢を絞ってしっかり寝ることが基本になってきそうです。

【類似図書】無駄を排除する

【類似図書】無駄を排除する

無駄を排除して本質を追求するという意味で類似図書があります。

Think Smart  間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法 』です。

この本はギリシャの哲学者アリストテレスのこの言葉で始まります。

「賢人が目指すべきは、幸福を手に入れることではなく、不幸を避けることだ」

不幸をさければ自然と幸福はついてくるよということです。

現代は選択肢が多い世の中だからこそ、このような思考が脚光を浴びているのかもしれませんね。

Copied title and URL