ドラマをみるのは韓国語能力試験の得点アップに繋がるかな?
韓国語を学び始める動機はひとそれぞれあるかと思いますけれども、大体は「k-popが好きだから」「韓国ドラマが好きだから」など、韓国語の文化が好きだからという理由だと思います。
では、韓国ドラマを見ていれば韓国語能力試験(TOPIK)でも点数は取れるようになるのでしょうか?
結論から言うと、残念ながら答えはノーです。
今回は僕が韓国語能力試験の勉強としてドラマを使った学習方法があまり効果的ではないと思う理由について記事を書いていきたいと思います。
韓国語能力試験の勉強にドラマは必要か?
韓国語能力試験で6級を取得した後、たまに「ドラマで学習していましたか?」という質問を受けるのですが、僕は韓国語能力試験を取得する前は韓国ドラマをほぼ見ていません。小学生の時にチャングムとかチュモンを見たくらいですね。
なのでほぼ韓国ドラマに触れることなく韓国語能力試験の学習をしていたのですが、勉強していた当時も、受かってからも、特にドラマをみる必要性は感じませんでした。
その理由を改めて考えてみたところ、主に以下の三つがあるかと思われました。
一つ一つ見ていきます。
単純に、時間かかる
一つ目の理由は単純に時間がかかるからです。
これは人によって状況が違うとは思うのでなんとも言えないのですが、短期間で実力を伸ばす人はドラマで学習するのはあまり良い方法と言えないと思います。
ドラマでの学習は確かにスピーキングや聞き取りの力を伸ばすのにいい方法とは思いますけども、普通にお勉強するよりも時間がかかります。(あくまで短期的に見たらの話ですけどね。)
求められている能力が全然違う
韓国語がぺらぺらでも、みんな韓国語能力試験で6級を取得することはできません。実際にそうゆう人をたくさん見てきました。
韓国語能力試験は聞き取り、読解、作文の3技能を試される試験なので、いくら韓国語がぺらぺらでも聞き取りで点数が取れるくらいなのです。
読解では抽象的な文とか、小説とかを読まされるし、作文では700字もの長文を書くことになります。いくら日本語がぺらぺらだからと言って、現代文がみんな得意な訳ではないのと同じですね。
勉強と思ってみるもんじゃない
「ドラマは韓国語能力試験の勉強に効果的か?」という質問をする人は2つのパターンに分けられるかと思います。
本当に韓国ドラマが好きな人、もう一方は点数を上げるために韓国ドラマをみようとする人。
韓国ドラマが好きだと言う方は韓国語を楽しく学べるから良いと思うのですが、わざわざ勉強のために韓国ドラマを見る必要はないかと思います。上の二つの理由から、あまり特効薬的な効果は望めないからです。
それに勉強と思ってドラマを見ても続かないでしょう。
実は僕も6級を取得した後、スピーキングと聞き取り能力を向上させたいという理由で頑張ってドラマを見てみたのですが、なかなか続きませんでした。
「見たい!」と思った時に見ればいいと思います。
まとめ
今回は韓国語能力試験にドラマが必要かどうかについて記事を書いてみました。
このような記事を書くとドラマでの韓国語学習そのものを否定していると誤解されそうですが、決してそうではありません。。
実際ドラマが好きな人ってスピーキング能力とか聞き取り能力が本当に高いのです。
韓国語能力試験の対策としてはドラマはそこまで効果的ではないが、韓国語を伸ばすのにはドラマをみるのはとても良い方法だ。というのが僕の結論です(笑)。
それぞれ伸ばしたい能力に応じて判断していくのが良いと思います。