今回は、IT技術に興味がある人には有名な書籍である、「ネットワークはなぜつながるのか」の書評・感想を書いていきたいと思います。
「ネットワークはなぜつながるのか」の概要
まず、この本が作られた動機を、本書から引用します。
個別の技術を示すだけでは、ネットワークというシステム全体が見えてこないからです。全体が見えなければ、個別の技術の本当の意味も理解できません。理解できなければ、単に覚えるだけで終わってしまい、応用が利きません。そうならないように、限定された場面だけですが、全体の動きを示すために(ネットワーク技術を)1冊にまとめたわけです。
「ネットワークはなぜつながるのか」はじめに
ここにあるように、この本はネットワーク全体の動きを解説するために作られました。
そのための方法として、ブラウザから文字を受け取り、サーバからデータを受け取って表示するまでの一連の流れを説明しています。
一見単純に見えますが、内部ではいろんな技術が複雑に絡み合っているのです。
この本では、大きく6章に分けて考えています。目次を引用しますね。
図にするとこんな感じです。
「ネットワークはなぜつながるのか」を読んでみた感想
良かった点と、改善してほしいと思った点について書いていきたいと思います。
良かった点
良かった点は3つあります。
1つ1つみていきます。
ネットワークの全体的なシステムが分かる
上に書いた通り、この本はブラウザに文字を入力してから、データが表示されるまでの流れを説明しています。
多分、HTTPとか、ハブとか、TCP/IPといった用語は見聞きすることが多いかもしれませんけれども、それらがどのように関係しているかって知らない人が多いと思うんですよ。
この本を読めば、もちろん新しい概念とか用語も出てきますが、個々の技術が全体のために存在していることがよくわかります。
用語に詳しくなれる
この本の目次の部分を見てみると分かるんですけど、小項目がたくさんあって、訳の分からない用語がずらーっと並んでいます。
ARP, ADSL, DSLAM, BAS, DSL, PPP, POP, NOC, IX などなど。
本当にこの手の略語は慣れないと拒絶反応を起こします。
ただ、ありがたいことに今はネットで検索すれば、それぞれの用語をわかりやすく解説してくれているサイトが多くあります。
なので、この本でよく分からないと思った用語はネットで調べるといいでしょう。1つの用語に対して、いろんなサイトをみれば理解がかなり深まります。
特に僕が分かりやすくて助かっているサイトは、「わわわ辞典」でしたね。
ネット用語を現実世界に例えて教えてくれるので非常に分かりやすいです。
ネットワークは難しいということが分かる
この本を読むまでは、ネットの技術を正直なめてました。
しかし、読んでみるとイラつくくらい色んな技術が使われていて、難しいものだということが分かります。(僕はこの本を読み終えるのに3度も挫折しました。)
簡単なものだと思ってネットワークを学んでた時期は、実際は難しいのでギャップにストレスを感じてましたけども、難しいことが分かってからはじっくりと理解するのに時間を使えるようになりました。
挫折しないためにも、あまりなめてかからない方がいいかもしれませんね。
改善してほしいと思った点
個人的に、見ながら不憫に思った点は、説明が詳しすぎる点です。
この本はね、とにかくくどいんですよ(笑)。
話が終わったと思ったら、「ここで説明を補足しなければなりません。」、「余談ですが、」という風に話が長引きます。
もちろん、いやだったら飛ばし読みすればいいので、詳しい分には問題は全くないと思うんですけれども、「くどい!」と思うことが何度もあったので、もう少し簡潔に書いて欲しいなと、個人的には思いました。
「ネットワークはなぜつながるのか」まとめ
いかがだったでしょうか。
この本は内容が濃くて、割と難しめですけども、調べものをする時とかに威力を発揮しそうです。
気になった方はお手元に置いてみてはいかがでしょうか。