こんにちは、nobuです。
今回は「やり抜く力 GRIT(グリット)」と言う本を紹介していきたいと思います。
この本のタイトルにもある「やり抜く力」って今の時代にとても必要な力ではないでしょうか。
なぜなら、今はやりたいと思ったことがほとんどできるからです。
選択肢が広がった分、少し辛いことがあっては他のことをするという繰り返しで、何もかも中途半端になってしまっている方も多いと思います。
かくいう僕も、結構中途半端にあれこれ手をつけてしまうタイプだったのですが、この本を読んでからは「やり抜く力」の重要性に気づいて、決めた時間くらいは少なくとも始めたことを継続するようになりました。投げ出す回数が圧倒的に減ったんですよね。
今回は僕の体験談も少しだけ交えて、「やり抜く力 GRIT(グリット)」から学べるポイントを紹介していきたいと思います。
「やり抜く力 GRIT(グリット)」のから学べること、学んだこと
「やり抜く力 GRIT(グリット)」から学べること、学んだことを以下の三つの観点からみていきたいと思います。
「やり抜く力」が大切であると脳に刻み込まれる
この本はとにかくやり抜く力を成功者を例にとって語りまくります。
事例がありすぎてめんどくさくなるほどです。
そしては全て、やり抜く力が高かったからだという結論に至ります。
正直読んでいて退屈になるかもしれません笑
しかし、間違いなく言えるのはもう著者が連呼しすぎて「やり抜く力」という言葉が脳から離れなくなると言うことです。
これが効果的なんです。
普段の作業で少しめんどくさいなと思った時に、やり抜く力と成功者の粘り強さのイメージが思い出されて割と踏ん張れるようになります。
やり抜く力の理論理屈よりも、そもそも自分に継続する力が足りていないんだという方には良いサプリメントになるかと思います。
結果を出している人の見方が変わる
二つ目は、結果を出している人を正しい目でみられるようになるということです。
いくら好きなことであっても、時には辛いことがあるはずで、成功者の大半はそれらの困難を乗り越えて成功者になっているわけです。
しかし、多くの人はそのような努力を評価するのではなく、「才能」を評価してしまいます。
著者はニーチェのこのような言葉を引用して説明しています。
「芸術家の素晴らしい作品を見ても、それがどれほどの努力と鍛錬に裏打ちされているかを見抜ける人はいない。その方がむしろ好都合と言っていい。気の遠くなるような努力の賜物だと知ったら、感動が薄れるかもしれないから」
まあ、気の遠くなる努力に感動する人は多いと思いますが、人は「当たり前のこと」よりも「驚異的なこと」を好む傾向があるらしいですね。
また、自分が諦める言い訳を作るために成果を出した人を「神格化」してしまうという見方もしています。
いずれにせよ、成功した人をただ結果だけを見て判断しないことが大切だということです。
結果だけを見てしまってはその人から何も学べないですから、自分のためにも相手のためにも視点を変えていく必要はありそうです。
なんでもやり抜く力が必要なわけではない
著者はどんなことでもやり抜く力が必ずしも大切だとは言っていません。
大切なのは自分の達成したい大目標を達成することであって、それに対する手段は状況に応じて変えていくべきだと言います。
例えば、サッカー日本代表だった本田圭佑選手は現役を引退してからも「ワールドカップで優勝する」という目標は持ち続けているようです。
それは自分が選手として優勝することは諦めたが、監督になったりとか、その他の何らかの関わりを持ってワールドカップに優勝するということはできるからです。
手段ばかりに気を取られて、大切な目標を見失ってしまわないことは大切だと思いました。
「やり抜く力 GRIT(グリット)」まとめ
著者のアンジェラ・ダックワースの父親は「才能」とか、「生まれ持った能力」などにとても重点を置く人でした。
そして著者は何度もその父親から言われたそうです。
「お前は天才じゃない」
しかし2013年、そんな彼女が「やり抜く力」の研究を高く評価され、天才賞とも言われるマッカーサー賞を受賞したのです。
確かに才能は大切です。しかしそれ以上に大切な力が才能を磨くための「やり抜く力」なのでしょう。
書籍名 | やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける |
著者名 | アンジェラ・ダックワース |
出版社 | ダイヤモンド社 |
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