今日はㄹ脱落の中でも、連体形での場合に絞って説明していくよ
ㄹ脱落とは
ㄹ(リウル)脱落とは、ㄹパッチムの後に『ㅅ, ㄴ, ㅂ』が来たときにㄹがなくなることを言います。なお、『ㅅ, ㄴ, ㅂ』は『す(ㅅ)ぬ(ㄴ)ーぴ(ㅂ)ー』とゴロで覚えましょう。僕自身韓国人の先生からそう教わってかなり助かりました。『すぬーぴー』、めちゃくちゃ便利ですよ。
連体形でのㄹ脱落
今回はㄹ脱落の中でも連体形での場合に絞って説明していきたいと思います。というのもㄹが脱落するケースは地味に多いんです。なので、ひとつひとつ見ていった方がストレスがかからなくていいと思いました。
連体形とは
連体形とは、形容詞が名詞を説明するときの形のことです。例えば『大きなりんご』の『大きな』は『大きい』の連体形です。まあ、日本語の場合は『大きいりんご』でも通用するんですけどね。韓国語の場合は必ず変化が起こります。
動詞の場合(現在か、過去か)
動詞を連体形にするときにㄹ脱落が起きるのは、現在形と、過去形の場合です。
現在形の場合
動詞を連体形(現在)にするにはパッチムがあろうとなかろうと『는』をつければおっけーです。『먹다(食べる)』、『 마시다(飲む)』を連体形にするとそれぞれ以下のようになります。
*鼻音化が起きているので注意です。
次に、ㄹ脱落が起こる場合をみています。この場合も同様に、『는』をそのままつけます。ただし、『는』には冒頭であげた『す(ㅅ)ぬ(ㄴ)ーぴ(ㅂ)ー』のひとつ、『ㄴ』がありますよね。なので、『는』の前のㄹは脱落します。『살다』、『울다』、『팔다』、『알다』、を例にとります。
過去形の場合
動詞を連体形(過去)にするには、パッチムがある場合は『은』、無い場合は『ㄴ』をつけます。上と同様に『먹다(食べる)』、『마시다(飲む)』を例にとると、
と、なります。
次にㄹ脱落が起こる場合をみていきましょう。この場合はㄹがㄴにどかされてなくなります。例えば動詞『만들다(作る)』を使って、『昨日作った料理』と表現したい時は、ㄹをどかして、ㄴに変えて、『어제 만든 요리』となります。
いくつか例をあげてみます。それぞれ『놀다(遊ぶ)』『팔다(売る)』を変形してます。
形容詞の場合(動詞の過去形と同じ)
形容詞を連体形にするには動詞の過去形の時と同様に、パッチムがある場合は『은』を、無い場合は『ㄴ』をつけます。
次にㄹが脱落する場合をみていきますが、こちらも動詞の過去形と全く同じですね。『ㄹ』をどかして『ㄴ』にするだけです。『달다(あまい)』、『멀다(とおい)』を例にとると以下のようになります。
ということで、連体形にするときにㄹが脱落するのは以上の場合となります!
最後に今回使った単語で練習問題を用意したので解いてみてください!
練習問題
| 原型 | 現在 | 過去 |
1 | 살다 | 사는 | 산 |
2 | 마시다 | 마시는 | 마신 |
3 | 놀다 | 노는 | 논 |
4 | 달다 | 단 | – |
5 | 작다 | 작은 | – |
6 | 먹다 | 먹는 | 먹은 |
今回の記事は以上です
お疲れ様でした!^^