
TOPIKって作文の問題あるけど、どうやって対策していったらいいか分からない。700字の問題あるけど、量が多すぎてどうしたらいいか分からない。。
今回は、TOPIKの作文問題の中でも、700字の対策方法に絞って解説していきたいと思います。
はじめに

僕は2018年にTOPIKで6級を取ったのですが、作文対策は中でも割とうまくいって、3週間で40点も実力を伸ばして、本番では71点とることができました。
まぁ、7割ギリギリってところですね。
今回は短期間に作文の実力を伸ばせた僕の勉強方法を紹介していきたいと思います。
ではみていきましょう。
700文字作文の勉強法

まずは、具体的な対策の話をする前に700文字対策の考え方から解説していこうと思います。
具体的なやり方だけ知りたいという方は飛ばしていただいても大丈夫です。
- 作文の対策の前に、基礎知識がしっかり備わってることが重要
- 作文対策は3週間前からでもギリギリ大丈夫
- 8割以上目指すのは確実にコスパ悪いです
この三点ですね。
ではひとつひとつみていきます。
作文の対策の前に、基礎知識がしっかり備わってることが重要
そもそも、作文対策をはじめるタイミングがあります。
作文対策を始める基準として、聞き取りと、読解で合わせて140点くらいは取れてるのが望ましいです。
しっかりと基礎を固めてから作文の対策をすれば、語彙力を強化しようと思った時や、覚えたい表現があったときなどに比較的簡単に覚えられるからです。
逆に基礎ができていない状態で作文の対策をしても、時間がかかりまくって全ての足を引っ張ることになるでしょう。
作文対策は3週間前からでもギリギリ大丈夫
聞き取りと、読解の実力が7割づつあるくらいに基礎があるのであれば、作文の実力は短期間でグッと伸ばすことができます。
具体的には6割か、7割までは到達可能です。
6、7割までなら、構造さえしっかりしていれば、別に難しい表現を使わなくてもいいし、スペルミスをしても全然大丈夫だからです。
8割以上目指すのは確実にコスパ悪いです
8割以上となってくると、結構難しくなってきます。
ミスもほどほどにしないといけないだろうし、なにより短期間で目指すにはかなり難易度が高いでしょう。
最上級の6級を目指すのだとしても、読解と聞き取りで170点くらい取って、作文は6割を目指すのが妥当です。
作文と違って、読解と聞き取りで8割目指すのはそんなにハードルの高いことではありませんから、読解や聞き取りで稼いで、作文では楽をするのが定石です。
作文で8割目指すのは、よほどのTOPIKマニアの方かもしれないです笑
700字の具体的な対策方法

次に、具体的な対策方法について解説していきます。
と言ってもシンプルな方法です。
- 語彙力を増やす
- 自分なりのテンプレをつくる
- 過去問の使い方
ひとつひとつ解説していきます。
語彙力を増やす
作文対策をしたことのある方なら、
『自分語彙力なさすぎ!』
と、思われた方も多いかもしれません。
とにかく作文をする上で、まずは日本語から韓国語にできない点の対策が必要となってきます。
でも、単語帳を全部日本語から韓国語にも変えられるようにするなんて大変すぎます。
そんなことしたら、TOPIKのせいで韓国語が嫌いになってしまうでしょう。
ではどうするか。
単純に単語帳の中で、厳選したものだけ、日本語から韓国語が浮かぶように暗記し直せばいいんです。
どうやって厳選するのかというと、その基準として以下の2点が上げられるかと思います。
- 自分的に、そもそも使いそうか
- 序文に使うのか、中盤に使うのか、結論につかうのか
自分的に、そもそも使いそうか
そもそも、いくら作文の点数が上がるからといって難しい表現を覚えたとしても、そもそもその人がその単語を使いこなせなければ意味がありません。
その単語を使うイメージがしっかりと想像できるか、自分にとって使いやすいか、ここら辺が大切です。
6、7割を目指すなら、難しい表現を覚えるよりも、書きやすい表現に集中するのが最適でしょう。
序文に使うのか、中盤に使うのか、結論につかうのか
次に、具体的に序文に使うのか、中盤に使うのか、結論につかうのかを想像してみるのもおすすめです。
これを意識しておけば、同じ用途で使う表現のダブりを減らすことが可能です。
例えば『사과』という果実の名前を覚えたとします。
この用途を、中盤で、例示する時に使う果物の名前とすれば、他の『포도』や、『레몬』まで、日本語から韓国語に直す必要はなくなりますよね。
用途をしっかり意識すれば、形容詞や副詞の種類が多い韓国語とも上手に付き合っていけるでしょう。
自分なりのテンプレをつくる
作文対策のゴールは、『自分なりのテンプレを作ること』です。
つまり、あれこれ考えなくても作業みたいに700字の問題が解けるようになるということです。
例えば、僕の場合だったら、こんな感じですかね。
- 問題文読む
- 出されたお題にそれぞれ2つ、できれば3つの具体的な例を考える
- 結論部分を考える
- 導入部分を考える
- 実際に書く
主にこの順番です。
2番から4番で構成を考えます。これに10分使います。
そして、5番に20分使うので、50分あるうちの、合計30分ほど700字の問題を解くのに使っていたということですね。
こんな感じで、毎回自分がこのように解くと決められるようになると、700字も攻略できたと言えると思います。
結論部分に関していうと、ほぼ無敵の書き方があるのでよかったらみてください。
過去問の使い方
過去問は以下のような使い方をしました。
- 時間を測って解く
- 書きたかったけど、書けなかった表現を調べる
- 模範解答を読んで表現やアイデアを盗む
- 模範解答を丸写しする
- 添削してもらい、客観的にみてもらう
ひとつひとつ見ていきましょう。
時間を測って解く
『時間を測って解く』と書きましたが、それは実力が備わってからで充分です。
最初は700字書くだけで3時間くらいかかるかもしれません。
まずは、時間を測らずに、かつ調べながら解いても全然問題ありません。
書きたかったけど、書けなかった表現を調べる
この時間がとても大切です。
なぜなら、自分が書きたいことって大体同じだからです。
意外にもテーマが変わっても自分が使う形容詞や、主張内容はかぶってくるので、この作業を繰り返していけば、自分がよく使う表現方法が大体わかってくるようになると思います。
また、『知りたい!』と思って調べるわけですから、単語帳から覚えるよりも格段に記憶に定着しやすくなりますよ。
模範解答を読んで表現やアイデアを盗む
問題を解いてから模範解答を読むと眼から鱗の体験をすると思います。
思ったよりも難しい語句が使われていないし、発想もすごくスタンダードで構成もよくまとまっているからです。
さすが模範解答、ここから得られることはたくさんあるので、徹底的に活用しましょう。
模範解答を丸写しする
模範解答を写すのもなかなか効果的な勉強でした。
ただの文章を写すだけなら、そこまで効果が望めませんが、実際に同じテーマで作文した模範解答なので、写しながらもしっかりと脳みそが働いて、アイデアを吸収していくことができます。
効率悪いと思われた方も、騙されたと思って一度試してみることをおすすめします。
添削して客観的に評価してもらう
最後にしっかりと添削してもらいましょう。
客観的な意見は貴重です。
自分では気づけないミスは意外と多いですし、頑張って書いた分だけ、アドバイスもよく吸収できるものです。
今ではtwitterなどでも、積極的に添削してくれる方もいらっしゃるので、周りに添削してくれる人がいないという方は、お金や時間を削ってでも頑張って探してみましょう。
おわりに

今回は、TOPIKの作文、特に700字の問題に絞って解説をしていきました。
実は700字って作文のなかでも自由度が高くて、対策もしやすいんですよ。
頑張った分だけ効果が出てくるところなので、正しいやり方で対策してみてください。
今回の記事は以上となります。
最後まで読んでくださってありがとうございました!