今回は韓国語の発音変化のルールをまとめます。独学でもわかりやすく進められるように学ぶ順番を示しました。
韓国語の発音変化まとめ一覧
韓国語の発音変化のルールには大きく9つほどあって、結構多く感じますよね。でもその9つを分類してみると大きくは4つに分けられると思います。大きく捉えれば量に対するストレスも軽減して、学習もしやすくなるのではないかなと思います。これから発音変化を学ぶ方は参考にしてみてください。
なお、全てのリンク先ページには発音変化の練習問題も作ってあるので、ここをしっかりと学んでいけば発音変化は一通りマスターすることができますよ。
入門の2つ
最初は有声音化と、連音化の二つです。これらは発音変化の中でも基礎的な内容で、他の発音変化を学ぶ上で必須となりますのでしっかりとおさえることが必要です。
有声音化
初めの一つは有声音化です。これは母音と母音に挟まれた一文の文字は濁音に変わるという法則です。日本語は『”』を付ければ濁音になるので、見た目ですぐに判断ができます。一方で韓国語にはそれがないので、法則を理解する必要があるのです。
連音化
2つめは連音化です。連音化とは、その名の通り、音が繋がる法則です。韓国語にはパッチムがあるので、日本語や英語にはない音のつながり方をします。
ㅎ系
上に示した二つを学べば、発音変化の基礎はおしまいです。次はㅎ(ヒゥ)を中心とした発音変化を学んでいくと良いでしょう。発音変化の中でもㅎにはいろんな法則が存在するので、まとめて学べば知識も整理しやすくなります。
ㅎの無音化
まず1つ目のㅎの無音化とは、名前の通り、ㅎを発音しなくなる法則です。ㅎは英語でいう、『h』にあたります。例えばschoolの中のhなんてほとんど音として存在感ないですよね。韓国語のㅎはそのようなイメージです。
ㅎの弱音化
ㅎの無音化とは違い、ㅎの弱音化は、ㅎが他の音と一体となる法則です。名前も変化も似ててややこしいですので、セットで学ぶのがオススメです。
激音化
ㅎ系の最後は激音化です。法則の名前にㅎの文字はありませんが、こちらもㅎを使った発音変化です。
激音とは『ㅋㅌㅍㅍ』の四つのことです。息を多く出して出す音なのですが、日本語にはそれがありません。法則自体は難しくないのですが、発音が難しいです。動画をみて学ぶのが必須の場所です。
ㄴ挿入を中心に学ぶ
ㄴ挿入という発音変化があるのですが、それには次に紹介する鼻音化と、流音化の知識が必要となります。順序を間違えずに学びましょう。
鼻音化
鼻音とは『ㄴㅇㅁ』の三つの音です。鼻音化は、発音変化のなかでも苦手とする人が多い法則です。しかしそれはしっかりと理解せずに丸暗記しているからだと思います。ここでは鼻音化の原理もしっかりと解説しています。
流音化
流音化は発音変化の中でも比較的法則が簡単な部分です。さくっと学んじゃいましょう。
ㄴ挿入(添加)
ㄴ挿入は上に示した鼻音化と流音化の感覚が必要となる発音変化です。ㄴ挿入は、慣れれば感覚的に使いこなせるんですが、その感覚を身に着けるには法則の理解とある程度の数をこなす必要があります。このページでも最後に10問の練習問題を用意しているので、慣れを強化するいい機会になると思います。
その他、独立したもの
残りの発音変化は口蓋音価と、濃音化です。これらはある程度独立した内容なので、『その他』としてまとめました。
口蓋音化
口蓋(こうがい)音化は、名前がゴツゴツしていて難しそうですが、そもそもこの法則に当てはまる単語が多くないので、ぶっちゃけ暗記すれば乗り越えられます。この記事に乗ってる単語をマスターすれば問題ないはずです。
濃音化
濃音とは『ㅃ, ㄸ, ㅉ, ㄲ, ㅆ』みたいに双子になった文字のことです。
この濃音化は例外や法則が多くて発音変化の中でもトップレベルにややこしくなってます。しかし、この記事で濃音化の覚え方だけでなく、初心者の濃音化との正しい付き合い方も解説しているので、この記事を読めばストレスなく濃音化をマスターしていけるかと思います。
最後に
発音変化のまとめは以上です。日本人の僕たちにとって外国語である韓国語を学ぶにあたって発音変化の学習は必須となってきます。日本での学習となるとなおさらではないかと。法則にそって正しく音を把握できる力は、会話だけではなく、読解していく時にも役立ってきます。発音変化を学ぶのは大変ですが、その分リターンも大きいので是非学んでみてください!
また、全ての発音変化ルールをランダムにして、50問の練習問題をつくってみました。知識の整理としてお役立てください^^
ということで、今回の記事は以上です
最後まで読んでくれてありがとうございました!