今日はㅂ不規則変化について学んでいきます。この記事を読んだみなさんが韓国語を上達することを心から祈っております。
ㅂ不規則活用
『ㅂ』は『비읍(ピウプ)』と読みます。以下ㅂだけで統一します。
ㅂ不規則活用とは、『춥다(寒い)』、『어렵다(難しい)』、『귀엽다(可愛い)』などのようにパッチムがㅂの動詞や、形容詞において、不規則な活用をすることです。
不規則な活用をする場合は大きく2つあります。一つは、『아/어』と繋がるとき、もう一つは、『으』と繋がるときです。
ひとつひとつ説明していきます。
『아/어』と繋がるとき
まずは、『아/어』と繋がるパターンです。『먹다(食べる)』を使って『食べます』と言いたかったら、『먹어요』になりますよね。また、『많다(多い)』を使って『多いです』と言いたかったら、『많아요』になります。最後の文字が陽母音か陰母音かをみて『아/어』をつけます。『아/어』と繋がるときとは、そのことを指してます。
ㅂ不規則活用する『맵다(辛い)』で、法則通り変化させると『맵어요』となりますが、実際はそうはなってくれずに、『매워요』になってしまいます。
『매워요』になるには3ステップが必要です。まず、パッチムのㅂをとります。続いて『우』をつけて『매우』となりますね。最後に語幹『우』が陰母音なので、『어요』をつけて『매워요』となります。
1段階ずつみていきます。
まず、パッチムㅂをとり、
『우』をつけて、
語幹『우』が陰母音なので、『어요』をつける。
これで完成しました。
『귀엽다(可愛い)』でも試してみましょう。まず、パッチムのㅂをとって、『귀여』次に『우』をつけて『귀여우』、。最後に『어요』をつけておしまいですね。『귀엽다』となります。
では次に進みます。
『으』と繋がるとき
では二つ目のパターンを説明していきます。この(으)を使う例として、『(으)면(〜だったら)』や、『(으)니까(〜なので)』、『(으)ㄹ 거예요(〜したいと思います)』などがあげられます。
(으)면(〜だったら)
まずは、一番上の『(으)면(〜だったら)』を使いたいと思います。これは、例えば、『책을 읽으면(本を読んだら、)』『커피를 마시면(コーヒーを飲んだら、)』『 이야기하면(話したら、)』というふうに、パッチムがあれば(으)をつけて、パッチムがなければそのまま(으)をつけます。『(으)면』の基本的な使い方はこんな感じです。
では、ㅂ不規則活用する『쉽다(簡単だ)』ではどうなるでしょうか。法則通りに変えてみると、パッチムがあるので『쉽으면』となりますが、実際は『쉬우면』となります。その流れをみていきましょう。
といっても前回説明した3ステップの3ステップ目が変わるだけです。
まず、パッチムのㅂをとります。続いて『우』をつけて『쉬우』となります。最後に、『쉬우』にはパッチムが存在しないのでそのまま『면』を着けて終わりです。最終的に『쉬우면(簡単だったら)』となります。
一つ一つみていきますか。
パッチムのㅂをとり、
『우』をつけて、『쉬우』となり、
最後に、『쉬우』にはパッチムが存在しないのでそのまま『면』をつける。
よろしいでしょうか。
(으)니까(〜なので)
『(으)니까(〜なので)』も同様に行えます。パッチムをとって、『쉬』。『우』をつけて、『쉬우』。(パッチムが無いので『으니까』ではなく、)『니까』を着けて 『쉬우니까(簡単だから)』。という感じになります。
(으)ㄹ 거예요(〜だと思います)
次に三つ目の『(으)ㄹ 거예요(〜だと思います)』と繋がる場合ををみていきます。『(으)ㄹ 거예요』の基本的な使い方をまず説明しましょう。
『재미있다(おもしろい)』のようにパッチムがある時は『재미있을 거예요(おもしろいと思います)』のように『을』をつけます。パッチムがない『바쁘다(いそがしい)』などを使う時は、『바쁠 거에요(いそがしいと思います)』のように『ㄹ』をパッチムにつけます。『(으)ㄹ 거예요』の基本的な使い方は以上です。
さて、ㅂ不規則の場合をみましょうか。
ㅂ変則活用する『어렵다(難しい)』、を法則通り変形してみると、パッチムがあるので、『어렵을 거예요』となりますが、もちろんそうはなってくれないのです。『어려울 거예요(難しいと思います)』が正解ですね。
では『어려울 거예요』になる流れをおさえていきましょう。以下の3ステップでかわります。
例にならって一つ一つみていきましょう。
パッチムのㅂをとり、『어려』となり、
次に『우』をつけて、『어려우』となります。
最後に、『어려』にはパッチムが存在しないのでそのまま『ㄹ 거예요』をつけて『어려울 거예요』となります。
という感じですね。
ㄹがつく他のパターンとしては他にも、『(ㄹ)까요?(〜だと思いますか?)』などがあります。こちらを使うと、パッチムをとって『어려』。『우』を着けて『어려우』。最後に『ㄹ까요』をつけて『어려울까요(難しいですか?)』となります。
名詞を修飾する時もおなじです
例えば『大きな家』と表現したい場合は『큰 집』、『小さな家』と表現したい場合は『작은 집』となるように、名詞を修飾するにはパッチムがある場合は『ㄴ』無い場合は『은』をつけますね。
では、ㅂ不規則の単語を使いたい場合はどうするでしょうか。こちらも今までと同じように変形していけば問題なしです。
今回は『덥다(あつい)』を使って、『あつい天気』と表現してみましょう。『天気』は韓国語で『날씨』です。
まず、パッチムをとって、『더』。次に『우』をつけて『더우』。語幹『우』にはパッチムがないのでそのまま『ㄴ』をつけて、『더운』となります。
なので、『あつい天気』は『더운 날씨』です。
『寒い天気』と言いたい場合は、同じようにして、『추운 날씨』となります。『寒い』は『춥다』です。
ㅂ不規則変化の例外の単語二つ
と、ここまでㅂ不規則活用について書いてきましたが、二つだけ若干形が変わる単語があります。『돕다(助ける)』と、『곱다(きれいだ)』の二つです。『곱다』は、上品で伝統的なきれいさを表します。なので若い女の子に言うような『예쁘다(きれいだ)』とはニュアンスが違いますね。
話を戻しますと、この二つの単語は、『아/어』と繋がる時だけ今まで説明した中の『우』が『오』になります。
例えば、『돕다』を使って、『助けます』と表現しましょう。まずは今まで通りにやってみます。
まずは『ㅂ』をとって『도』。次に『우』をつけて『도우』。最後に『우』が陰母音なので、『어요』をつけて『도워요』。となります。
そして、この『우』を『오』に変化させると以下のようになりますね。
こんな感じです。陽母音になるので後半が変わってますね。
ただし、『으』と繋がる場合は今まで通りで大丈夫です。例えば『(으) 면』を使うと、『도우면』となってくれます。
ㅂ不規則のしない単語の例
冒頭で説明したようにパッチムがㅂのものは全て不規則活用する訳ではありません。しかし、ㅂ不規則しない単語の方が圧倒的に少ないです。結論、『입다(着る)』『접다(たたむ)』『잡다(つかむ)』『좁다(狭い)』、この四つだけは変わらないって覚えとけば問題なしです。
なんか、접잡좁ってなんか同じようなの続いてややこしいですね。
この四つはストーリーで覚えちゃいましょう。『着た服を脱いで、たたんで、つかんで、狭いタンスにぶちこむ』と覚えましょう。『着た(입다)服を脱いで、たたんで(접다)、つかんで(잡다)、狭い(좁다)タンスにぶちこむ』です。
まあこうゆうゴロをを考える過程で自然と単語と接する時間が長くなって、覚えられるものです。みなさんも独自のものを考えてみてくださいね。見つからなくても単語と接した時間は消えませんから。ゴロ考えるのおすすめです。
ㅂ不規則活用の練習問題
長くなりましたが、最後に練習問題をといてㅂ不規則活用を完璧にしましょう
原型 | 아/어요 | |
1 | 춥다 | 추워요 |
2 | 어렵다 | 어려워요 |
3 | 잡다 | 잡아요 |
4 | 돕다 | 도와요 |
原型 | (으)면 | (으)니까 | (으)ㄹ 거예요 | (으)ㄴ | |
1 | 덥다 | 더우면 | 더우니까 | 더울 거예요 | 더운 |
2 | 맵다 | 매우면 | 매우니까 | 매울 거예요 | 매운 |
3 | 좁다 | 좁으면 | 좁으니까 | 좁을 거예요 | 좁은 |
4 | 쉽다 | 쉬우면 | 쉬우니까 | 쉬울 거예요 | 쉬운 |
ということで今回の記事は以上です!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!